2009年8月19日水曜日

日本の放送業界の日本語をダメにした男

昔、プロレスだったかの実況の中で、実況解説と称して、脈略の無い言葉ただ羅列して、ひたすらに叫んでいた男がいた。


大袈裟な表情大声で。



「おぉっと! ・・・・・・・」



「おぉっと! ・・・・・・・」



「おぉっと! ・・・・・・・」



それが世間で妙にもてはやされたものだから・・・


それを境に、次第に実況中継が、「取材した情報を的確なタイミングで紹介する」「状況を的確に把握し言語化する」というよりは「ヘンテコな言葉を使って笑いをとる」的な方向へと動き出したような気がする。




最近の報道ワイドショーのキャスターと呼ばれる人たちも、思慮のなく言葉を使い過ぎだ。


殆ど、全ての番組で、同じようなひどい状況になっている。


今は、具体的には思い出せないが、報道番組を見ていたら、突っ込みどころ満載で、イライラして見ていられなくなる。


一度、「こいつは、きちんと理解して話しているのか?」という視点で見てみると、きっと、そのひどさに気づくはずだ。




昔は、「アナウンサーが日本語を守ってくれる」と信じていた。


しかし、今、「アナウンサーとキャスターが日本語を破壊させる」と感じている。



そんな、流れの最初を作ったのが、「おぉっと!・・・・・・・」の人だと思っている。



選挙に向けて党首のインタビューなんか偉そうにする前に、これまで自分がしてきたことを総括して、その罪を国民に詫びてもらいたい気がする。

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