次の記事のタイトルを見て、安倍晋三さんが首相をしている頃、再チャレンジ政策を掲げていたことを思い出した。
政策の実施についてきちんとフォローしていないので、その結果をきちんと認識していないが、再チャレンジという雰囲気を社会に浸透させるには至らなかったのではないかと推測している。
なぜか?
解雇された人に再チャレンジのチャンスを与えることが出来る中核になる人は誰かということの認識が足りなかったと思う。
「解雇した人を、誰か雇用してあげて下さい!」
これは、自分の責任を棚に上げて、他の誰かに責任をとってくれと言っているようなもの。
責任転嫁 と タライまわし体質 を強化することになっても、それを解消する動きを起こすはずがない。
つまり、「解雇した人や辞職の申し出を受け入れた人が、その人を再び採用する」ということが当たり前のこととしなければ、再チャレンジ政策など実現するはずがない。
現在は、一般的に、大企業では、「一旦退職すれば、再雇用しない」という制度が、当たり前のこととして受け入れられているし、雇用時に雇用契約の一部として受け入れさせられているところは多いと思う。
そこを改革することが、再チャレンジを実現するためには、最優先されるべきことである。
それなしに「再チャレンジ」を叫ぶのは、絵にも書けない餅と同じである。
さて、のりぴーのこと
ある意味「再チャレンジ」が有効に機能している芸能界において、今回のサンミュージックの対応は、芸能人の再チャレンジの道を閉ざす流れにつながるのか? それとも、一時的なポーズで、これまでの前例のように、やがて救済されるのか?
罪は罪、ちゃんと、償ってもらいたい。
そして、再チャレンジのチャンスが与えられることを願う。
とかく責めるだけで終わりがちな現代社会においては、のりぴーが罪を償って再チャレンジによって復活することを願い協力しようとすることは、これまでのただ責めたてるだけの社会が変わるチャンスとなるかもしれない。
みんなが、そんな雰囲気を作っていこうと真剣に向き合えば、この不況の社会、人を大切にしない社会の中に、人を救うという雰囲気が広がり始めるきっかけになるのではないかと思う。
みんな、優しくなろうよ・・・。
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