2009年9月24日木曜日

日本社会が抱える問題:憂さ晴らし

自分に直接関係がないことにも、首を突っ込んで何かを言わなければ気が済まない人が増えている。


・社会問題が憂さ晴らしに利用される。

・芸能人の不祥事が憂さ晴らしに利用される。

・政治家の問題行動が憂さ晴らしに利用される。

・テレビに映ったちょっとした気に入らないことが憂さ晴らしに利用される。

【八ツ場ダム】群馬・長野原町に抗議電話が殺到「推進おかしい」 - MSN産経ニュース:


八ツ場ダム建設地の視察を終え、住民代表が前原誠司国交相に要請文を提出した=23日午後、群馬県長野原町の山村開発センター(矢島康弘撮影)八ツ場ダム建設地の視察を終え、住民代表が前原誠司国交相に要請文を提出した=23日午後、群馬県長野原町の山村開発センター(矢島康弘撮影)

 前原誠司国土交通相の八ツ場ダム(群馬県長野原町)建設中止方針に対し、高山欣也町長や地元住民が強く反対していることをめぐり、同町役場に「推進なんておかしい」など抗議の電話が殺到していることが24日、分かった。

 同町は電話の本数について明らかにしていないが、職員は「いつも鳴りっぱなしの状態」と疲れ切った表情だ。

 17日未明に前原国交相がダム中止を明言してから連日、「ダムは中止すべきだ」などの電話があるという。中には「このまま進めた方がいい」という意見もあるが、中止に反対する職員の発言を紹介した新聞報道に関し「一職員がどうこう言うのはおかしい」と1時間以上抗議する人も。

 ある職員は「新政権に住民が逆行しているように見えるのか。いろいろな意見があるのはわかるが、地元対国ではなく、下流が水を必要としているのに」と困惑していた。

この記事では、ダムのことが取り上げられている。


しかし、彼らにとっては、ダムのことでなくても、癇に障ることなら何でも良いのだ。



ちなみに、もう一方では、八ツ場ダムには全く関係のない場所に住んでいる人が、「なぜ、ダムを中止するんだ!」抗議の電話を掛けているに違いない。



なぜ、関係の無いところに首を突っ込むのか?



それは、それだけ、彼らに日常生活で解消することのできない鬱憤がたまってるということなのだろうと想像する。


一刻も早く、国民が、無関係な人さえ責めずにはいられなくなるような鬱憤から解放され、希望を持てる社会に変わることを願う。

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