2011年11月19日土曜日

YouTubeの「著作権侵害の申し立てにより削除されました」に思うこと

最近、YouTubeの動画をよく見るようになりました。

それで、気になる動画を「後で見る」に登録し、しばらくしてから見ようとすると、サムネイル画像が、もともと、例えばのように動画のキャプチャが表示されていたのに、のような表示に変わっていることが、しばしばあります。

で、クリックしてみると、次のような画面が表示され、動画は見られなくなってしまっています。

例にあげたのは、国会中継の動画です。

これに著作権を主張するのは、なんとも奇妙な感じがします。

しかも、NHKが・・・。



一般庶民の感覚では、国会中継の著作権を、NHKが有しているとは考えにくいのですが、著作権法上はどうなのでしょうか・・・。

面倒だから、調べません。

でも、法律上、NHKが著作権をもっているという解釈になるようですと、著作権が認められることを主張する前に、法律の改正を議論すべきだと思います。

国会中継は、国民に国会の議論を国民に知らせるため、そして、国民が深く考察するきっかけを提供するために、行われるものだと理解しています。

その中継の動画が、YouTubeなどのサイトに掲示されて、人々が繰り返し参照できるということは、国民の為に、よいことなので、YouTubeなどでの共有を促すことは合っても、それを、妨げるようなことをするのは、いかがなものかと思うのです。

たまたま、その画像が、NHKの電波を通して流れたというだけで、NHKは著作権を主張すべきではないと考えます。

 

話は、少し変わります。

ニュースの動画でも、同じように、さまざまなテレビ局やよく分からない団体(YouTubeではよく見かけると思います)から著作権を主張され、多くの動画が削除されます。



アニメやドラマやドキュメンタリーのように、作品として仕上がってる番組であれば、それに対して著作権を主張することは理解できます。

でも、一般的な報道番組で流れるニュースは、放送した時点でその役割を終えるような性質のものです。

そのようなニュースは、ジャーナリズムという観点からも、多くの人が閲覧できるような状況に置かれることは、好ましいことだと思います。

現に、地上波放送以外(BSやインターネット放送)の報道番組で、著作権を盾にして削除されている動画には、お目にかかることは、ほとんどありません。(プレ●●●● という団体が、他者が著作権を保有する動画を削除しているのは、ちょくちょく見かけますが・・・)

 

放送局著作権管理団体などは、自分たちの権利を主張ばかりしていないで、自分たちの役割国民の利益のことも踏まえて、著作権について一度真剣に考え直す必要があると思います。

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