2013年8月16日金曜日

「映画「風立ちぬ」に対して日本禁煙学会が苦言」というタイトルについて


宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の中に出てくるタバコの描写に対して、NPO法人の日本禁煙学会が要望を発表したというニュースがありました。


映画「風立ちぬ」に対して日本禁煙学会が苦言



この記事を見ると、禁煙シーンがどうのこうのという議論に陥りがちです。

しかし、この記事には、それ以前の問題があります。





このタイトルを見て、この記事を書いた人は、記者としての資質にかけると感じました。


恐らく、自分が、印象操作をしていることに気づいていないのだと思います。

(分かってやっていたら、もっと問題なのですが・・・。)


「苦言」、これで、NPO法人の日本禁煙学会が宮崎駿監督よりも上の立場であることを印象づけます。


仮に、「イチャモン」という言葉を使えば、

映画「風立ちぬ」に対して日本禁煙学会がまたもイチャモン


どうです?

随分、印象が変わります。


中立的なタイトルをつけるとしたら次のような感じかな・・・

映画「風立ちぬ」を制作したスタジオ・ジブリに対して日本禁煙学会が要望書を提出


本当だったら、日本禁煙学会の正体も合わせて記事で紹介すべきだと思います。

そんなこともないこのニュースは、井戸端会議の域を出ない雑談と同じです。


日本禁煙学会がニュースを配信する組織?とコネクションを取り付けることができ、

資質のない記者?に印象づけられたニュースが配信されてしまい

世の中は振り回されてしまう


それが、今の「情報社会」の現実なのです。


このような状況は、このニュースに限ったことではありません。



ニュースなどの情報は、鵜呑みにせずに、

まず、記者の資質を疑って読むべきだと思います。


そうしないと、無意識のうちに、つまらない連中に操られてしまいますよ!



補足

記事は、livedoor NEWS から配信しているものを見たのですが、ニュースの配信元は、GIGAZINEというところ。で、GIGAZINE って何かを調べようと、GIGAZINEの「GIGAZINEについて」を見たのですが、よく分かりません。ブロガーの集団?

http://gigazine.net/news/about/


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