「半減期」という言葉ですら、マスコミの手に掛かれば、受け取る人が何も考えないで受動的に聞いていると、まるで無害になるまでの期間のように錯覚させられてしまいます。
放射性物質は、放射能を放出して放射線物質ではなくなっていきます。(もしかしたら、別の放射性物質に変わるものもあるかもしれませんが・・・、調べていないのでよく分かりません。)
半減期とは、文字通り、もとの放射性物質がこのようにして半分になるのに必要な期間です。
放射性物質が無害になるまでの期間ではありません。
また、マスコミが半減期という言葉を使うときに、
- 「半分になったら、その時点の放射能は安全か?」
という論点が抜け落ちています。
次のサイトでは、核種ごとの、放射能の減衰の様子をグラフで確認できます。
放射性元素の半減期 - 高精度計算サイト
このグラフを見たら、
- 放射能はなかなかゼロにならない
ということに気付くと思います。
「半減期はXX年」という言葉に、あまり慣れないようにしてください。
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