原発業界御用学者リスト @ ウィキ によれば、松本義久という人は、御用学者として分類されているようです。
私も、朝のワイドショーで、福島近隣産の野菜に対して、「私なら、おいしくいただきます」という言葉を何度も何度も繰り返して、ひたすら安全性を主張していたことに、違和感を感じていました。
「怪しい学者」
それが、当時からつい最近まで私が彼に感じていた印象です。
でも、きちんと話を聞かずに決め付けてはいけないと思い、YouTubeで彼の動画を探しました。
そして講演会の動画が掲載されていたので、見てみました。
■松本義久氏の講演会
とても筋が通っていると思いました。
ある1点を除いては。
その1点とは・・・・
この松本義久氏は、「現在各所にバラまかれてしまった放射線物資は、1年も経てば、かなり大きく減少する」と信じきっているようなのです。(根拠はあるのかもしれませんが、少なくとも、この動画やテレビ番組(ワイドショー)では説明していないと思います。)
それを前提にし、その根拠を示さずに話していることが、私が感じる違和感の原因だと分かりました。(動画の中では、確か、「1年で放射線物質の量が半減する」?という前提があったと思います・・・。(面倒なので、確認の為に、もう一回はみません。))
ですから、松本義久氏の主張の確からしさを高めるために、彼は、「1年以内に、福島や東日本一円から、放射性物質が大きく減少する理屈」を説明する必要があると思います。或いは、政府が、その実現(除染?)するための確かなロードマップとやらを示してくれれば良いとも思えます。
逆に、その何れもなければ、松本義久氏の論理は破綻してしまいます。
そして、彼が動画(講演会)の中で説明しているように、癌のリスク・白血病のリスク・奇形児のリスクはどんどんと高まっていく・・・、つまり、「このままの生活を続けるのは安全ではない」ということになります。
それともう一点
返信削除実際には、地域別の汚染状況があるのですが、汚染度に合わせた説明をしていないところも、誤解を招いてしまう原因なのだと思います。
「アフリカや南アメリカなどは、もともとの自然放射線が、日本の何十倍(?)も強いが、人々は生きている」ということも、自説の根拠にしておられたように思います。
返信削除それを根拠にされると、「じゃぁ、チェルノブイリは?」と問いたくなります。