原発にどのような企業や勢力が関わっているのかというところは、23年前の樋口健二氏の講演動画をみれば、何となくつかめます。
次のページにまとめてあります。
闇から闇へ原発の完全犯罪 1988/10/15
動画は10個あって、確か3つ目で、関係する企業や組織のことを説明しています。
お金の流れに関わることを深く理解しようとするのは、私にはちょっと難しいので、やめる事にしました。
で、一般の庶民として、次の動画を見て、ちょっと分かったことがあります。
「原発作業員の死亡」に関する政府・東京電力合同記者会見(2011年10月13日)
わが国は法治国家です。
記者が園田氏に詰め寄りたい気持ちは分かります。
でも、園田氏の発言を冷静に聞くと、現行の法律に従った対応を繰り返し説明しています。
法で定められたことを遵守して行動する。
国民にとって当たり前のことです。
ということは、何が悪いのか?
それは、「原発作業員の体調管理及び死亡時の対応に関する法律」的なものが定められていないことが問題なのだろうと考えました。(法律の有無など調べていません・・・)
このような法律がなければ、死亡診断をする医師は、原発作業員に対しても、通常の生活をしている人と同様の基準で判定するしかありません。
そして、その判定をした後の流れも、一般の人の流れと同じになるのも当然です。
しかし、記者の言い分も分かります。
「作業員の死亡には、原発事故現場での作業との関連性があるかもしれないでしょう?」
これは、普通の人の感覚です。
私も、そう思います。
でも、官僚は、法律に則って行動するしかありません。
と、ここまで、園田康博氏が官僚という前提で書いてきましたが、ちょっと心配になって調べてみました。あっちゃぁ~、衆議院議員だったんですね・・・。そういえば、動画のタイトルにも「政府・東電合同・・・」と書いてありました。それにしても、どうして、彼は、あんな官僚みたいな受け答えをするのでしょう?ちょっと、議員か官僚かをひと目で見分けることができる目印をつけてもらいたいです・・・。
まぁ、いいです。
で、私が理解したことというのは、次のことです。
- 議員の役割とは、法律と庶民の感覚との間にギャップが生じたとき、その調整を図ること
調整の方法は、普通は、法律の改正や新しい法律を成立させることです。
そのほかに、緊急性や重要度などによって、閣議決定したり、総理大臣の決断によって、暫定的な対応をしたりすることもあるでしょう・・・。(勉強不足なので正しく理解できていないところもあるとは思いますが・・・)
言葉のうまい言い回しで、騙したり、その場をしのぐことが調整ではありません。
今回の原発事故関連のことで、なぜ、いつもいつもスッキリしない気持ちのままなのだろう?と思っていましたが、その答えが出ました。
原発事故のことを考えたときに私の心に生じるモヤモヤの原因は、
- 国会議員、特に、総理大臣をはじめとする内閣の閣僚が、きちんと自分の役割を果たしていない
ということ。
動画の中での園田氏の受け答えを見ていても、感じると思います。
法律の隙間にあたるような出来事が次から次へと起こるのに、内閣で特に判断せず、うやむやのままに現行法で処理されていくから、違和感を感じてしまうのだと思います。
それが意図的に行なわれているのではないと信じたい・・・・。
もしそれが意図的なら、業界と政界との癒着とかいうことも絡んでくるのでしょう・・・。
(何の根拠もありませんが、きっと、日本は、そういう国なんだろうという感じがしています。)
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