その記事の中で、次の文章がものすごく引っかかっている。
生徒らに動揺が広がっていることに触れ、カウンセラーによる心のケアなどを行っていく考えも示した。保護者からは「子どもが不安がっている」「今後、学校だけでは対応できないことがあるのではないか」などの声が上がったという。
学校で保護者説明会 - 山陽新聞地域ニュース より抜粋
まず、どうして、この件で、学校が保護者説明会を開かなければならなかったのかが理解できない。
次に、例によって「カウンセラーによる心のケアなどを行っていく」という説明があるが、
- 他の生徒たちに、本当に心のケアが必なのか?
- どのような生徒にどのような心配があるのか?
- カウンセリングによってどのような効果があると考えているのか?
を曖昧にしたまま、『カウンセラー』や『心のケア』という言葉が、『心をクリアにする魔法』であるかのように持ち出されている。
更に、保護者からの声として「今後、学校だけでは対応できないことがあるのではないか」ということが紹介されているが、もしそうだとしたら、保護者は、誰に何を求めているのだろうか?
それは、親の仕事のはず。
にもかかわらず、学校に対してそれを言う保護者に問題があるし、そんな保護者が言ったことを記事にしてしまう記者にも問題がある。
このような場合、一般的に、評論家やキャスターたちは、
- 学校側を少し責め気味にコメントする
- 保護者寄りのコメントをする
ということで、クレーマーの責めから免れている。(彼らには、その自覚がないと思われるが・・・)
この記事もそういうことなのだろうか?
また引用部分が「・・・・などの声が上がったという。」というように、記者が自分の責任を他人に丸投げして締め括られている。
???
なのに、記事全体をさっと読むと、あまり違和感を感じさせないから、弱ったものだ・・・・
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