連日ニュースでは、メルトダウンやメルトスルーとか細かいことを言っていますが、そんなことよりも大事なことを隠している(悟られないようにしている)ように感じています。
現在の福島原発の状態では、大気中に、放射能は漏れても、放射性物質が多く拡散するとは考えにくいと思います。(冷却水の問題は残りますが・・・)
でも、関東一円で放射性物質は検出されているようです。(その検出量の推移は確認していませんが、推測すると、減少しているのだろうと思います・・・。)
で、福島原発付近の避難区域の不自然な形。
あれは、特定の日の風向きが関係しているとしか思えません。
そのあたりのことから、大まかに推測すると・・・・・
- 地震~原発事故当初から原子炉の密閉は保たれていなかった。
- 当然、放射性物質は原子炉から建屋に漏れ出していた。
- 放射性物質が建屋内に漏れている状況で、爆発が起こった。(水素爆発と呼んでいる)
- 放射性物質が、その日の風向きに従って広がった。
- その時、散らばった放射性物質による危機に、原発周辺の都道府県が直面している
- 原発近隣は、原発が常に発している放射能の危機にも直面している
という理解に至りました。
「核爆発」を連想させないために、政府や報道は、しきりに「水素爆発」ばかりを強調しますが、爆発の原理はどうであれ、放射性物質が大気中に吹き飛ばされたことが問題なのです。
また、「建屋の爆発で、原子炉の爆発ではないから問題ない」と「建屋」もやたらと強調して語られましたが、放射性物質が大量にもれ出ていた建屋が爆発したとしたら、大問題です。
その辺のことを明確にしないで、「メルトダウン」がどうのこうの言っている場合ではないと思います。
水素爆発を防止するために窒素ガスを送り込んでいるといっていますが、原子炉が密閉されていなければ、あまり意味はないのだろうと思います。
政府の発表や東電の発表を聞いていても、報道や評論の説明を聞いていても、聞き流せば説得力もあるのかもしれませんが、理解しようとすると全く論理性がないので、これまで理解できませんでした。
そこの辻褄が、自分の中で合ったような感じがしています。
たぶん海への汚染水もれの影響も、想像を絶することになっている気がします。
私は関東に住んでいます。
きっと、報道されているよりも多くの放射性物質が回りにあるのだろうと思っています。
まぁ、あまりジタバタしても仕方ないので、「こんな時代に生まれてきたんだから仕方ない・・・」と納得して、流れに身を任せようと思っています。
とはいえ、この件の一連の対応を見ていて、「日本ってこんな何もできない国だったんだ・・・」と大いにガッカリしました。
0 件のコメント :
コメントを投稿