2011年5月30日月曜日

『「風評被害」払拭 安心・安全PR被害』でなければ良いのだが・・・・

それが「風評被害」であると言って、芸能人や政治家たちが、安心・安全PRするというニュースをよく見かける。

飯島直子、中畑氏が「福島の野菜食べて」 - 芸能ニュース : nikkansports.com

女優飯島直子(43)ら福島県ゆかりの著名人が27日、東京・日比谷公園で開かれた同県白河地方9市町村主催の地元農産物安心・安全PRイベント「がんばろう! ふくしま」に参加した。

母親が白河市出身の飯島は、自ら「お米いかがですかー」と福島産米を販売。次々に売れた。キュウリをガブリとかじった飯島は「みずみずしくておいしい。(原発被害の)風評に惑わされずぜひ、福島の野菜を食べてください」と訴えた。

矢吹町出身の野球評論家中畑清氏(57)も「福島の野菜は本当においしい。福島を『絶好調!』にするためみなさんのお力をよろしくお願いします」とこぶしを振り上げ呼び掛けた。

無知な人たちが、何の根拠もなく「人情」という動機によって、多くの人たちを危険に誘い込んでいるのではないかと心配になる。

風評被害であることの認定、そして、その風評を打ち消すための安心・安全PRは、政府の仕事なのではないのか?

そのためには、実際の被害状況の把握、検査体制・流通体制の構築などが必要になる。
そして、その安心・安全を実現する体制のアピールこそが、本当の安心・安全PRになるのだと思う。

政府は、いったい何をやっているのだろう?

風評被害の大本になるような対応をしてきた政府には無理か・・・。


では、厚生労働省は何をしているの?


国民の安全の確保に何の責任もとれない無知な芸能人に、勝手にこんな活動をさせても良いのか?



国民の安心安全を守ろうと本気で動いている政治家や役人はいるのだろう?


特に、政治家は、身内や相手のつまらない批判や評論ばかりしている場合ではないと思うのだが・・・



  • 現実に被害がある ことを それは風評被害だ という 妄言 の中に隠している
  • 被害がない のに 現実に被害がありそうだ という 風評被害 が起きている


どちらが、現実なのだろう?

たぶん、地域地域で、それらの状況が入り混じっているのだろうと思う。

だから、実際の被害状況を地区単位に細かく把握して、検査体制・流通体制の構築を、細かく細かく取り決めていかなければ、いつまでたっても、この現実被害か風評被害かという大雑把で無意味な議論から抜け出せないであろう・・・・。


こうしている間にも、我々国民は、危険にさらされ続けているのだ。

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