2009年10月15日木曜日

「男女別姓」に関する議論についてひと言

最近、男女別姓についての報道をちょくちょく耳にする。
  • 男女別姓賛成
  • 男女別姓反対
それを主張する人それぞれに、それぞれの理由はあるだろう。

その理由には大いに耳を傾けるべきだと思う。

しかし、そんな真剣な議論に対して、テレビで評論家が「世界中で男女別姓が受け入れららていないのは日本だけだ。男女同姓にこだわれば世界に取り残される」みたいなコメントを恥ずかしげもなく吐いていたのには、虫唾が走った。

男女同姓、男女別姓に関わる問題に直面していないコメンテーターが、世界標準だと知ったかぶって語るんじゃない。

これは、「英語が世界標準になっているのだから、日本人は日本語は捨てて、英語にすべきだ」と主張しているに等しい。

世界と比べて、その相違を論拠にすることは、日本の文化を頭ごなしに否定することになり、やがて、良き日本の文化は消え失せてしまうだろう。

もしかしたら、もう、消え失せているのかもしれない・・・。
  • 知識だけで生きているような有識者・評論家・キャスター・コメンテーターの口から出まかせの「世界標準は・・・」といった浅はかな話を真に受けることなく
  • 実際は「男女同姓・別姓」というテーマとは無関係なのに、テレビの出演者らにそそのかされた大衆の意見に振り回されることなく
  • 世界標準などと比較を重視せず
  • 日本の文化や歴史を振り返り
  • そして賛成・反対の主張をしなければならない状態に置かれた当事者たちの話を良く聴いて
といった中できちんと判断してくれることを願う。

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