2013年7月2日火曜日

「小僧寿司の1円の値下げ」の報じ方

昨日、テレビ東京のワールドビジネスサテライトをちらっと見ました。

話題の最初から最後までじっくり見たわけじゃないので
正しく理解したのかどうか分かりませんが
思ったことを書きます。

「小僧寿司が主力商品を1円値下げした」ということが話題になっていました。

1円の値下げです。

それに対して、次のようなことを話す街角インタビューのようなものが
2人分付け加えられていました。

「値下げしてもらえると買いやすくなります」


1円の値下げで、「買いやすくなる」というのは、どうなのでしょう・・・?


  • インタビューされると、適当に話題に合わせて、答えてしまうのでしょうか?
  • 作為的に、そのようなことを言った人のインタビューを2つ集めたのでしょうか?
  • それとも、やらせ?


あのコーナーを見て、
番組の作り方に、疑問を感じた人は多いのではないでしょうか?



たぶん、もともと、この話題は、
  • 円安輸入食材値上りしたために、値上げせざるを得ない状況にある
  • それでも、お客さんのために、値上げしたくない
  • 値段据え置きでもかなりの企業努力が必要
  • しかし、「お客さんのために値上げしない」という意思表示として、逆に1円値下げした
というところがポイントだったのだと思います。

それに対して、
「値下げしてもらえると買いやすくなる」
という趣旨のインタビューだけを2件流すというのはねぇ・・・・。


  • 編集された映像
  • 当たり前のように語られる「つじつまの合わない論理」


報道的な番組は、ぼーっと見ていると
催眠暗示と同じで、
考えることなく、内容をそのまま受け入れてしまう恐れがあります。


報道ワイドショーは、「漠然と伝えられる事象」についてあれこれ考える前に

語られること整合性が合っているかを考えながら見ることが大切だと思います。


0 件のコメント :

コメントを投稿