2011年9月29日木曜日

東電発表の原子炉「冷温停止」の件、「実は・・・」がありそうで怖い

【原発】2号機も事故後初めて100度以下に テレビ朝日 | テレ朝news 
福島第一原発の2号機で、原子炉の上のほうの温度が冷温停止の目安となる100度を初めて下回ったことが分かりました。

【中略】

政府は、原子炉を100度以下に保ち続ける「冷温停止状態」を年内に達成することを目指していて、2号機の冷却が課題となっています。

日経新聞
東京電力は28日、福島第1原子力発電所2号機で、原子炉圧力容器底部の温度が東日本大震災後、初めて100度を下回ったと発表した。既に70度台の1、3号機と併せ、炉心溶融(メルトダウン)を起こした1~3号機のすべてで100度を下回ったことになる。事故から約6カ月半を経て、安定した「冷温停止」状態の重要な条件を満たした。

「原子炉圧力容器の温度が下がって良かった」ってことみたいだけど、核燃料って、原子炉圧力容器をすり抜けて地中に潜り込んで行っている(メルトスルー)って話しを聞いたような気がするんだけど、それとの兼ね合いは、どうなっているのかな?

圧力容器に穴が開いているから、水が溜まらなくて苦労してたように思ってたのだけど。。。


もし、そうだとしたら、圧力容器の温度だけのことで喜んでいて大丈夫なの?


私は、そんな話を聞いて、逆に、ものすごく不安になりました。



また、あのパターンかな・・・


こんな情報小出しにした後で、次は、「実は、新たな問題が判明しました」って・・・。


例えば、こんな感じ。


実は、容器の温度は下がったけど、地中に潜り込んだ核燃料は、地中では塊のままではなく、拡散する性質があることが分かりました。現在は、500メートル×500メートル×500メートルの範囲に拡散し、その領域の一部は海につながっていることが分かりました。




といった報告(しかも、まどろっこしい)をしそうな気がして、とても怖いです。


最悪は、

地中に潜り込んだ燃料の冷却はできておらず、その温度は臨界状態になる××度を越えて、核分裂反応が起こっていました


なんて発表につながっていきそうで、本当に怖い。


各新聞社などは、東電の発表をそのまま載せるんじゃなくて、学者や専門家の裏づけをとってから報じて欲しいものです。


2011年9月19日月曜日

日本語字幕つきドイツZDFの福島原発事故報道


日本の人は全員、一度、この動画を見ておくべきだと思います。

2011年9月13日火曜日

インターネットの情報の真偽の見極めって難しいということを肝に命じました


「ユーチューブが韓国を遮断 K-POP宣伝ツールに使った報い」といった情報が出回っていて、韓国も結構やってくれるなーと思ったのですが・・・。



すると、さっき、Searchina発のクソ誤報がwebで大拡散して恥ずかしいでござるの巻って記事を見つけて


しかし、結構頻繁にネタ記事にひっかかる私自身の自戒も含めて言うならば、このサーチナの記事は韓国人も真っ青なでっち上げであって、普通に弊社の在ソウルの下請け先でもYoutubeにビデオをアップロードできるし、閲覧もできています。


って書いてあったので、「あれ、うそだったの?」




その後、その記事の最後の方に付けられた次のようなコメントを読むと・・・・


ネタの大本はNYTimesの以下の記事だろ。
http://p.tl/RZfLサーチナは極大解釈してることは確かだが、国籍を南朝鮮に設定するとアップロードとコメントを投稿することを拒否されることは間違いない事実。
Google Sticks Up for Privacy, Disables Uploads on YouTube Korea
http://p.tl/0_mh最低限この程度のこと調べてから発言しろや、小僧

リンク先は英語ですが、それらしいことが書いてありました

やっぱり、ある程度本当だったの・・・


情報(特に、インターネット上の情報)を信じるかどうかは慎重にならなければならないと思いました。


これは、以前、「体毛をプードルのようにカットした羊が、プードルとして売られていた!」みたいな記事に引っかかったときに思ったことなのに・・・・。

人間は、基本的には、騙されやすいということですね・・・。


2011年9月10日土曜日

「福島原発事故的な内容が、ハリウッド映画で描かれたら・・」と想像してみると・・・

ハリウッド映画で次のような内容の作品が作られたと想像してみてください。

 20XX年 アメリカ沿岸部でM9.0の大地震発生

●●州沿岸部には大津波が押し寄せ、原子力発電所は壊滅的な被害をうける  
原子力発電所に迫る爆発の危機 
やがて、原子力発電所は爆発し、あたりは放射能に汚染された 
巧みな言葉遣いで、国民をごまかそうとする政府職員たち
 
「隠蔽の誘惑」と「正義」の間で揺れ動く大統領 
彼は、人を守って悪者になる道を選んだ  
放射能による被爆者を一人も出さなかった大統領   
彼は、感謝されることもなく、人知れず大統領の座を退いた
その苦悩の決断に迫る


その映画で、原発周辺はどのように描かれるでしょうか?



たぶん、今の日本では、そんなことが起きているのだと思います。




そして、自分たちの保身に意識が向いている政府や政治家や官僚たちは、誘惑に負け、避難させていない住民の声を受け止めて対処している風を装い、「風評被害を防ぐ」という偽善に明け暮れているように感じてしまいます。

そんな偽善行為を、国や人々に強要する知事もいるようですし・・・。




今、本当に必要なのは、広大な放射能汚染地帯から国民(あるいは、県民、都民、市民、区民、町民、村民・・・)を避難させることなのではないでしょうか?




判断はずいぶん遅れてしまいました。

でも、遅れたことを、いつまでも隠し続けるより、早急に国民に対して詫びて、正義の判断を取るべきだと思います。


それとも、20年後とかに、また、放射線被曝被害者救済法を作って対処するような、過去と同じ過ちを繰り返すつもりなのですか?



薬害関係の主張によって、選挙に当選した民主党の女性議員がいたと思うのですが、たぶん、彼女は、この件にも敏感に反応して、行動してくれているのじゃないか期待しています。