2012年6月19日火曜日

この国は終わっている・・・

今回引用したニュースにかぎらず、最近のニュースを見ていると、

思い出すことがあります。

 

以前(もう20年近く経つが・・・)、アフリカの某国に旅行に行きました。

 

帰りの現地空港の搭乗口で、持ち物チェックがありました。

 

現地通貨を両替するのが面倒だたので、そのまま持ちだそうとしたところ

「現地通貨を持ち出すことはできない」

とライフル銃を肩からぶら下げた係員が私に注意しました。

 

不勉強だった私は、そうなのかと思い、両替のところへ戻ろうとしました。

 

すると、その係員が、「違う違う・・・」というような合図を送ってきました。



意味が分からず首をかしげていると

こっそりとした雰囲気で、親指と人差し指を擦り合わす仕草。

 

「あっ、お金をよこせということか?」

 

そう思い、紙幣を一枚渡したら、そのまま通してくれました。

「やっぱりそうだったか・・・」

 

その様子を見ていたもう一人の係員が、

「俺にもよこせ」と近寄ってきました。

 

それを見たさっきの係員は、私の方に近寄ってきて、

「お前はダメだ」とその係員をたしなめ、

私を前に進ませてくれました。

 

「なかなか良心的だな・・・」と思いながらも

「まだ、こんな国があるのだな・・・」と

その国がまだ遅れた国であると思っていました。

 

 

これが思い出す出来事です。

 

日本の社会は、近代社会っぽい雰囲気を取り繕っていますが、

最近のニュースを見ていると、

実際には、金の亡者に支配された国だったことに気付かされます。

 

そして、毎日、そんなニュースを知らされるたびに、

人の善意を信じようとする心を打ちのめされます。

自分の中の正義の感覚壊れていく・・・。

そんな気がしています。

 

係員が小銭を要求してくるくらいのことは、可愛らしく思えてしまいます。

むしろ、そちらの方が人間味があって良いとさえ思えるようになってきました。

 

日本は、人々は、国家によって鬱傾向に誘導されているので、

今のところ大丈夫ですが

元気な心を持つ人ばかりだったら

大暴動が、いつ起きても不思議ではない状態になっているのだと思います。

 
東電 料金値上げデタラメ中身 ゲンダイネット(2012年6月17日10時00分)
http://gendai.net/articles/view/syakai/137084

原発維持費、ボーナス計上だけじゃない!
<社員のレジャー費にも30億円>

どこまで国民をバカにすれば気が済むのか。
利用者に電気料金の大幅値上げを押しつけようとしている東京電力が、福島原発6基分の維持費を値上げの原価に計上していた問題。再稼働の可能性はゼロなのに、2012~14年度の平均で、年間900億円もの維持費を家庭向けの電気料金値上げに盛り込んでいたからフザケている。
それでなくても、値上げの内訳をめぐっては、これまでにも数々のデタラメが発覚している。東電社員のボーナスとして、今冬の147億円(1人当たり40万円)に加え、13、14年度の計3年間で732億円も計上していた。今夏のボーナスを出さないかわりに、来年度の社員の年収を46万円もアップしようとして批判が殺到したばかりなのに、平気の平左である。
驚くのは早い。いま、経産省の有識者会議「電気料金審査専門委員会」で議論されている電気料金の内訳を知れば、もうア然、ボー然なのだ。
「東電は人件費をカットしたと言い張りますが、手厚い福利厚生は温存されています。例えば、都内に多くある家族向け社宅の1カ月の家賃は、平均3万円です。家賃補助は既婚者の場合、平均4万円を超えます。このほか、持ち家財形貯蓄奨励金として年20億円、自社株を買うための持ち株奨励金に2億円という具合。さらに、年間32億円が計上されている『カフェテリアプラン』なる選択型の福利厚生制度は、勤続年数や資格の有無でポイントがもらえ、提携ホテルの利用など好きなサービスが選べるものです。どうして東電社員のレジャー費用まで、電気料金で払わなければいけないのか」(経済ジャーナリスト)
値上げをめぐっては、火力発電向けの燃料の調達価格も、市場価格より2~6%も割高だったことが分かり、批判を浴びている。何から何までムチャクチャなのだ。
ムダを削らず、負担ばかり押しつける。どこかのアホ政権にそっくりだが、この調子じゃ、今後も何が出てくるか分からない。

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